「……会場に戻る」

何かを決心したように、カズトは立ち上がり、トオル君を鋭く睨みつける。

「こいつと話すことなんか何もない!」

「カズト!」

「花嫁に逃げられた間抜けな新郎の顔を晒してくるさ。

お前は来なくていい。

もう……お前の顔なんか見たくもな……い……」