カズトの目がトオル君をちらっと見ると、わざと彼に聞こえるように声のボリュームを上げる。

「昨日の夜は久し振りに燃えたから無理も無いよなぁ。

いつもよりちょっと激しかったか?」

「カズト!やめて!」

聞かれたくなかった……

トオル君の前で……

そんなこと言って欲しくなかった。