パパは私の真正面にひざまずくとうつむいている私の両腕を掴み、見上げるようにして話しかける。

「僕はね、神様でもなければ、裁判官でもない。

だから、誰がどう悪いのか裁くつもりは毛頭無い……。

だけど、君の父親として、心から君の幸せを願っているんだよ。

あの2人が君を愛しているように、僕だって、彼ら以上に君を愛してるんだ……」

パパの優しい言葉に涙が溢れそうになる。