「しっかし、すんごい人だね~。電車の中なんて、チョ混みで死ぬかと思ったよ」

トモもふーっと一息吐くと、額を伝う汗を拭い。


「そうだね。あの込み具合は拷問だったよ。

あれっ?スズは?」


「コンビニでジュース買ってくるって。

私も喉乾いたからウーロン茶買って来ていい?

ハルナの分も買ってきたげるから、ここで待っててくんないかな?」


トモは、申し訳なさそうに両手を会わせるとコンビニに向かって走って行く。