「娘を頼むよ」

「いえ……そんな、こちらこそ……お父さん」

「だから、『お父さん』はまだ早いと言ってるだろう!!」

「あ!パパ!!」

「あなたっっっっ!!!」

頭を下げるカズトのミゾオチに、パパは思わずボクシング部で鍛えた拳をお見舞いしてしまっていた。