「私、ずっと……ずっとかずにぃのこと、好きだった!

好きで好きでどうしようもなくて……。

でも、かずにぃは振り向いてくれなかったじゃない!」


驚いた様子でかずにぃは聞き返す。


「ずっと、好きだった?!」


私の頬を、とめどもなく涙が溢れ伝っていく。


「私、だって……。でも、2年前のかずにぃの誕生日の時……。

あの時、かずにぃのこと、諦めようって……なのに、どうして……今」


叫びながら喉がつっかえ言葉が出てこなくて、咳き込んでしまう。