「綺麗だよ、ハルナ……。くそっ!和明のヤツ!!」


「パ、パパ……、それカズトのお父さんの名前だよ?!」


パパは、私が腕をそっと掴むと、ぶわっと涙を浮かべ、


「くそっ!!」


と呟き、目頭をハンカチで抑える。