目を瞑り震える息を堪える私の上半身を露わにし、その胸の頂きを貪るように口に含みながら、カズトは何度も囁く。


「ハルナ……。

ハルナ……。

オレの方がずっとお前の事を愛してる……」


シーツを掴みカズトを受け入れながら、今日アメリカに帰るトオル君を想い、私は零れ落ちる涙を枕に隠していた……。