「カズト、ダメ……。すぐに頬を冷さないと……」

カズトは私の手からタオルを取り上げてシンクの上に置くと、私の手を掴んだまま早足に彼の部屋へと連れて行く。

彼はベッドに私を押し倒すと、再び唇を重ね、胸元を弄り始めた。

「カズト……。あ……待っ……」

「もう待たない。今日はどんな言い逃れも聞かないから」