「ところで、なんで買い物なんかしてんだ?

……まさかまた、おばさん、お前を置いておじさんとこに行ったのか?」


「あ、うん。日曜の夜には帰るらしいけど」


「まじで。分かった。ちょっと待ってろ」


かずにぃは、ケータイを取り出すと、家に電話してくれたみたい。


「もしもし?おふくろ。あ、オレだけど……」


ちょっと待っている間も、かずにぃのしぐさとか、時折合ってしまう目線とかに落ち着かなくなってしまう。