突然、ぐにゃりとした感覚が全身を襲い、堪らず座り込んでしまう。 「や……だ。気持ち悪い……」 造血剤は今朝も飲んだはずなのに…… 私はその場にうずくまり、グルグルと回る世界の中でトオル君の思い出と出会う。