「ごめんなさい……」

謝る私に、「ハルナちゃんのせいじゃないわよ」と笑う。

もう帰るというおばさんの後を引き受け、私は病室に残り、パイプ椅子に座るとカズトの顔をじっと見る。

顔色、悪い……

ベッドで眠るカズトの腕に頬を寄せ、いつのまにかウトウトしてしまっていた。