そして、トオル君は立ち上がると、隣りの和室に入っていって1組のお布団をズルズルと引き摺ってくる。 「君はここ。僕はあっちの部屋で寝るから。今日は安静にするんだ」 彼は隣りの部屋に行き、後ろ手にピシャリと戸を閉めてしまったんだ。