「ハルナ?ハルナ?どうした?」


トオル君の声に、はっとなる。


「具合悪い?」


心配そうに彼は私の頬に手を添える。

「あ……ううん。あの……。のぼせちゃった、かも」

「ごめん。そろそろ上がろうか?」

トオル君が微笑む。