「君がYESと言うまで、キスするから……」

今日のトオル君はすごくイジワルだ。

少しずつ濃密になるキスに返事をする隙すら与えてもくれないクセに……。

彼のイジワルな唇を私も唇でそっと応えながら応戦する。

「じゃ、ずっと……言わない……」

「それは困る……。のぼせてしまうよ」

それでも、微笑みながらトオル君はまた静かに唇を重ねる。