意を決して、扉を開けると、かずにぃとリョーコさんはダイニングテーブルに腰掛けて話をしているところだった。


リョーコさんは私が部屋から出てきたことに気付き、目を見開いて驚きの声を挙げる。


「あれぇっ?!ハルナちゃん、来てたの?」


かずにぃは……。


かずにぃは丁度向こう側を向いて座っているから表情が読めない。


体が震えて上手く話せない私がコクンと頷くと、リョーコさんはその視線をかずにぃに移し、上目遣いに彼を見る。