「かずにぃこそ。

今頃、どうしてここにいるの?

大学は?

あっ!分かった!

ついに、リョーコさんにマンションを追い出されたんでしょ?!」

「おーい。だ~か~ら、それは勘違いだって言ってるだろ?

リョーコは単なる同居人。

同棲してるわけじゃないんだって。

部屋をシェアしてるだけだって、何度も言ってるだろう?

はぁ~。もう、勘弁してくれよ」

かずにぃは頭の後ろをくしゃくしゃに掻きながら溜息を吐く。