私は、あの歩道橋の上で、彼だと思ったその影を必死に追い駆けて走った。

でも、そのヒトは別人だったんだ……。

そして、あの日をきっかけに、私は赤ちゃんを産む事を決意すると同時に、トオル君への想いを諦めたんだ……。