掃除や洗濯をしながら忙しく過ごしていると、あっという間に11時になっていた。

「いっけない!」

捲くっていた袖を伸ばして、結わえていた髪をとくと、急いでドライヤーで髪を整える。

それから忙しなくコンピューターを立ち上げて、路線を検索し、時間を調べた。

「もう出掛けないと……」