「宅配だろ。すぐ帰るさ」

突然、かずにぃの姿が消え、下へと移動した顔をうずめ、舌で愛撫し始める。



あまりの恥ずかしさと恐ろしさに私は身を捩り、とっさに叫ぶ。



「だ、だめ!!いや!!!いや!!!助けて!

藤枝……く…………ん!」


顔を上げたかずにぃと目が合い、はっとする。


今まで見たこともない険しいかずにぃの表情に、息が止まる。


「お前……今……」


その時、玄関の方で鍵が開き、ドアが開く音がした。