私は目を擦りながら、まだ夢見心地で笑う。

「お帰りなさい……」

「しかも布団、掛けてないし。風邪引くぞ!」

カズトが布団を掛けてくれる。

「大丈夫。私、丈夫だもん!」

「……言うこと聞かないヤツにはお仕置きが必要だな」

カズトはついさっき、掛けてくれたばかりの布団を引き剥がすと、私の胸に手を這わせる。