片岡和人(かたおかかずと)―――。
19歳。
彼は私の家のお隣りに住む4つ年上の幼なじみ。
中学の頃、家庭教師を(タダで)してくれたこともある頼りになるお兄ちゃん的存在なんだ。
「よぉ。今、帰り?結構遅くないか?」
かずにぃは日に焼けた逞しい腕でちょっぴり伸びた髪をかきあげる。
大学合格を機に、かずにぃは家を出て都心にマンションを借りていた。
だから、お隣に住んでいるといっても会うのは本当に久し振り。
かずにぃ、何だかしばらく見ないうちに大人びたような気がする……。
ちょっとだけかずにぃが眩しくて、ドキドキして、目を伏せる。
19歳。
彼は私の家のお隣りに住む4つ年上の幼なじみ。
中学の頃、家庭教師を(タダで)してくれたこともある頼りになるお兄ちゃん的存在なんだ。
「よぉ。今、帰り?結構遅くないか?」
かずにぃは日に焼けた逞しい腕でちょっぴり伸びた髪をかきあげる。
大学合格を機に、かずにぃは家を出て都心にマンションを借りていた。
だから、お隣に住んでいるといっても会うのは本当に久し振り。
かずにぃ、何だかしばらく見ないうちに大人びたような気がする……。
ちょっとだけかずにぃが眩しくて、ドキドキして、目を伏せる。