君は離したら、もう二度と僕の腕の中には戻って来ないつもりなんだろう?

僕は唇を少しずつ移動して、君の髪に、頬に、その赤い唇に、キスをしようとした。

「トオル君!ダメ!!」

君は全身の力をこめて僕の腕を振り払う。