自分の身に起こっていることが信じられない。

かずにぃがしていることが……信じられない。

それでも、かずにぃの指の動きを感じる。


恥ずかしい。


逃げたいのに……


体が……


体が自分の体じゃないみたいに痺れて動けない。


恐い……。

恐いよ、かずにぃ!

怖いのに助けて欲しくて、かずにぃの頭を強く抱き締める。


再び、胸先にかずにぃの唇の生温かい温もりを感じ、体が弓なりに揺れる。


「い……やっ!!止めて!!」


精一杯声を振り絞り叫ぶ。