「カズトが、不安がってるの。トオルく……藤枝君のことで」
彼を『カズト』と、そして僕のことを『藤枝君』と君は言う。
その呼び方に、片岡と君の数ヶ月を見せつけられる思いがした。
「じゃぁ……、さようなら……」
君が左手を差し出す。
彼を『カズト』と、そして僕のことを『藤枝君』と君は言う。
その呼び方に、片岡と君の数ヶ月を見せつけられる思いがした。
「じゃぁ……、さようなら……」
君が左手を差し出す。
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