空には既に一番星が、この上もなく清らかな光を放って輝いている。


川から吹き上げる夜風に君がくしゃみをしたから、僕は遠慮する君に無理矢理コートを着せた。

一瞬、絡んだ目線を君は気まずそうにそらす。