「1ヶ月とは言わない。半月、いや、1週間でもいい……日本に行きたいんだ」

「……なぜ、日本に?と、お伺いしても?」

「僕の……僕の恋人の身に何か重大なことが起きたらしい。

僕は彼女に会って力になりたい……」

ハインツも、ミセス・マクダウェルも顔を見合わせる。

そして、10秒後。

「「ええ!?トールに恋人!!」」

2人とも、心底驚いていた。



……なにげに、失礼だよ……君達。