いつものかずにぃ。

私が小さい時から知っている……優しい瞳。

私はほっとして、かずにぃの横に腰を下ろす。

こういう目のかずにぃ、好きだな。

コツンとかずにぃの腕に頭をもたせ掛ける。

そんな私の髪に、かずにぃがそっと指を通す。



「そう言えば、ずっと聞こうと思ってた。

お前さ、どうして髪、切ったんだ?

キレイな長い髪だったのに」