「トール……」

トムは夢中になって、僕の唇を吸い始めた。

僕はキスを受けながら、少しずつ手を移動し、隙を見て彼の手を捕える。


その瞬間、彼の顔が苦痛に歪む。


「このまま、君が止めないって言うんなら、指節骨を折るよ?」

トムの指を曲げ、圧力をかける。