良く整理された本棚と、ベッドとコンピュータの乗った机以外、何の生活感もない素っ気無いその部屋を僕は軽く見渡した。 「適当にその辺に座って下さい」 トーマスがベッドではなく床を指差したことにほっとして、僕はラグマットの上に腰を下ろす。