「ねぇ。かずにぃ。ニョウカンケッセキって何?」

「あー。それはつまり石が出来たんだよ」

「石?」

「そう。石」

かずにぃがうなずく。

う~ん??

石って、あの、道端に転がってるような『石』のこと?

それがおじさんの体に生えたとか?

もしかして、体に入り込んだりしたの?

でも……

「どこに?」

私の質問に、かずにぃが口ごもる。

「え?!それは……その……まぁ、身体に……」

「身体の?どこ?」