僕はハルナの頬に手を添えると彼女にキスをした。

そして、彼女をこの腕の中に抱き、「もう、離さない」と呟いた。

もっと、彼女を感じたい。

もっと、この温もりを辿りたい。

僕は、少しずつ唇を彼女の首筋に這わせながら、やがて、柔らかな胸を弄り、愛撫していた。

だけど、僕の影がいつの間にか片岡和人と重なっている。


片岡、触るな!

ハルナに触るな!!

僕はハルナに触れながら、必死に抵抗する。