「いいですか!Mr.フジエダ!世間では、今日はクリスマスです。

どうか、せめてこのご会食が終ったら、1日でもお休み下さい!

肺炎で入院することになっても知りませんよ」


僕は、涙ぐみながら体を心配してくれる彼女に心から感謝する。


「わざわざ、クリスマスに出勤してもらってすみません。

ミセス・マクダウェル、あなたもこの会食が終わったら、3人の子供達と温かいクリスマスを」

僕は後部座席に布を掛けて隠していた3枚のクリスマスカードと3個のクリスマスプレゼントを彼女に手渡す。


「まぁ!まぁ!Mr.フジエダ。あなたにも神の祝福がありますように……」

ミセス・マクダウェルが僕の頬にそっとキスをする。