よしっ!起こそう!と気合いを入れたちょうどその時、私のケータイがブルブルと震え、着信を告げる。

誰からだろう?


おばさんの名前だ!


まさか……


おじさんに何かあったの!?


不吉な予感に、急いでケータイに出る。



「はい。もしもし、ハルナです」



受話器を包むように小声で応えながら、ベッドから離れ窓辺に移動する。