私はかずにぃのベッドの脇に腰を下ろし、肘杖をつきながら、あらためてかずにぃの横顔をまじまじと見つめる。


かずにぃが、ブラインドの隙間から差し込む西日にちょっと眩しそうに顔をゆがめて寝返りを打つ。



あ、起きるかな?


でもすぐにスヤスヤと寝息が聞こえる。


ほっ。



起きない。


疲れて寝てるみたいだから起こしちゃ悪いなとは思うけど、でも、起こさないと。


おじさんが救急病院に運ばれたことを言わないといけない。