「オレ達、何でも言い合って、何でも相談し合える夫婦になろう。

だから、今回みたいな大事なことは、お前独りで抱え込まないで真っ先にオレを頼って欲しいんだけど」

オレを見つめるハルナの目からはみるみる涙が溢れてきた。

オレは左手でハルナの頬をなぞると、「ばか。泣いてんなよ」と笑った。