それでさっき出れなかったのかと、早とちりした自分を笑う。

「だけど、オレが入ってから準備すればいいだろ?」

ハルナは、はっとした顔で「そっか……」と1人うなずく。

「待ちきれなくてシャワー浴びるなんて、ハルナのスケベ」

俺があっかんべすると、ハルナはさらにうろたえる。

「ち、違うもん!!!」

真っ赤になるハルナのうろたえ振りが可愛くて、軽く唇を啄ばむ。