だが、この「退学」については話は別だ。

「ハルナが退学って!」

そういい掛けた時、説教部屋の目の前にある白いカーテンがすっと開き、中からは真っ白な服に身を包んだハルナが恥かしそうに裾を持ちながら出てきた。

肩に掛かる位だった髪は上に結い上げられ、しかも真っ白な花まで持って、薄いヒラヒラの長い布を頭に乗っけてる。

「どう、……かな?」

ハルナがはにかみながら手元の真っ白な花で顔を隠す。