改札口を出て、駅の近くを流れる鶴見川の土手を歩きながら、ふと藤枝君と一緒に歩いた多摩川の星空を思い出す。


藤枝君、今頃、どうしてるかな。


週末には彼と一緒に花火を観に行くって、もう彼にメールで返事をしていた。


「週末が楽しみだ。江ノ島で落ち合おう」


彼からのメールをケータイの画面に映し出す。

心に温かい感覚が広がってくる。

藤枝君のことを考えると心がぽかぽかして、勇気が湧いて来るから不思議……。