暫くするとハルナは息をゼーゼー吐きながら部屋に駆け込んでくる。

「かずにぃ!大変!!カーナビ壊れてるよ!!」

「うそだろう!?」

オレ達は慌てて車に乗り込み、キーを回しエンジンを掛ける。

カーナビは普通に作動した。

「あっ、あれっ?」

ハルナは首をちょこんと傾げ、ごまかし笑いをする。