「お~い!ブスがもっとブスになるぞ」

オレは箸の裏で彼女の頬を突付くと、その頬っぺたは更に膨れる。

「冗談だって。お礼をやるから、手、出してみろよ」

「お礼って?」

機嫌を直して嬉しそうに差し出すハルナの手を引き寄せるとキスをする。

ハルナは一瞬で真っ赤になって唇を抑え、俯く。