オレはリビングのソファーにハルナを腰掛け宥めると、北尾を見送りに玄関までやってくる。

そして、玄関の扉を開けながら、北尾を睨みつけた。

「オレの女を視姦してんなよ、タコ!」

軽く北尾の頬に右ストレートをお見舞いした。




……しっかし、ハルナはキレるとオフクロなんかよりもっと怖いかもしれないと、疼く左頬を擦りながら一瞬身震いする。