「はぁ〜。 でも、なんか納得いかねぇな〜 天が健夫と同棲するなんてさ。
かわいいかわいい妹がどこの馬の骨ともわからない男に奪われたような心境だな」
ぷっ
明夫くんなにを言うの?
明夫くんから見たら健夫が本当の弟じゃない(笑)
でも、今までそうやっていっつも明夫くんは私を守ってくれた。
私はずっと明夫くんが好きだと思ってたけど。
もしかしたら、私は一人っ子だから明夫くんの事を本当のお兄ちゃんとして慕っていたのかもしれない。
だって、こんなかっこ良くて優しいお兄ちゃん好きになるにきまってる。
それに、明夫くんのそんな言葉にはドキドキしないのに
黙ったまま繋がれてる手にたまらなくドキドキしてる。
「私もはじめはね、そう思った(笑)
でもね、健夫優しいよ!
だから付き合えて私幸せ」
と言いながら健夫の手をギュッと握り返してニコッと笑った
「そっかそっかぁ〜、 なら良かった‼︎
健夫がなんかやったらすぐ俺に言えよ!
ゲンコツしてやるから」
「…ぷっ(笑) そうだね…ふふ
健夫が浮気したら明夫くんに言いつける」
と言ってまたニコッと健夫を見た。