「だって隼人がっ…!」



うん。




わかってるよ。



あやがデートを楽しみにしてた事。



「あや、ごめんね?」



「っ」



俯いていた顔をばっとあげたあやの、びっくりしている姿が目に映る。




「楽しみにしてたもんね。ごめんね、またデートしよっ。だから合コンなんて行かないで…?」



上目遣いで、ね…?と言うと真っ赤になっている顔を更に真っ赤にして。



「隼人はズルいっ…!
そんな事言われて何も言えないのわかってるクセに!」




それにっ、と言葉を続けようとするあやの口を無理矢理塞ぐ。


もちろん俺の唇で。