「俺と璃希はある力を持ってんだ。」

「ある力?」
頭の中がチンプンカンプン何だろう。

そりゃそうだよな。

「お前が璃希に嫌がらせしたのが分かったのもこの力のおかげなんだ。」

口がポカーンと開いている。

ちゃんと聞いてんのかな。

何も話しかけてこない。

「私は人の心が読めるのと、その人が何をするのかしたいのかが分かるの。」

「俺は璃希と同じで人の心が読める。あとは、その人の過去と前世の事が分かる。」

橘は当然パニック。

「二人とも何言ってんの?」

やっと口を開いた。