「早く入れよ。」

"橘 桜花"を保健室に入れた。

「あ、あの…」

「この子は誰?」

「璃希に嫌がらせしてた犯人だよ。」

そういうとしばらく沈黙が続いた。

……………。

その沈黙を破ったのは"橘 桜花" だった。

「宝さん!本当にすいませんでした!」

頭を下げながら言った。

「頼君といつも一緒にいる宝さんが羨ましくて…」

「傷つけてごめんなさい…」

璃希は橘 桜花の前に立って言った。

「もういいよ。謝られたの初めてで何か嬉しい。」

微笑みながら言ったんだ。