何だか早く起きてしまった。

せっかくだから、学校に行こうか。

璃希にも会えるし。

学校に着いたらもちろん璃希はいた。

でも…

またあの時の表情だ。

おはようと話しかけてもいつもと違う感じだ。

それどころか泣き始めた。

「またされちゃった。」

泣きながら笑うんだ。

俺の前では無理しないでほしい。

気がついたら璃希を抱きしめていた。

俺と出会ってないときは一人で泣いてたのかな。

絶対に許さない。




"橘 桜花"



璃希を保健室に送って "橘 桜花" の教室に向かった。

もう来ているはず。