またされてる…


机に落書きと、教科書がビリビリ。

"橘 桜花" またあの子なのかな…


頼に言おうか。 どうしよう。

そう思っていると頼が来てしまった。

こんなに早い時間なのに。

まだ7時過ぎだよ?

私が辛い時何故かと現れてくれるよね。

頼を見たら泣きそう。

でも…

我慢しなくちゃ…

「璃希おはよう。」


「ぉ…おは…ょ…っ。」

我慢しようと思うほど我慢出来なかった。

どんどん涙が溢れてくる。