そんな私に頼は言った。

「いいか、璃希。"でも" とかでも "だって" とかマイナスな言葉はあんまり使わないようにしよ?」

さっきの少し怒った顔ではなくいつもの

優しい笑顔で言った。

「言葉にも "魂" がこもってるんだ。マイナスな言葉ばっかり言ってると幸せにはなれないぞ?」

「幸せ…」

確かに私ってマイナスな事ばっかり。

「そう。産まれてきたからには幸せにならないとね。」

はにかみながら言った。

「分かった。私も犯人探すの手伝う!」

決めた。 私は変わる。

変わってみせる。

私と頼とで犯人探しが始まった。