その日は頼と学校をサボった。

頼といるとスゴくホッとする。

学校サボるのは悪いことだけど、今日くらいいいよね?

今頼は寝ている。

何しよう。

そろそろお昼だけど…

よし。 台所使っちゃえ!

オムライスでいいかな。

ふふふーん♪ らららーん♪

心の中で歌っている自分。

料理って楽しいな。

よし、できた!

頼を起こさなくちゃ。

「頼、おきてよー。」


「んー。璃希?」


寝ぼけていて可愛い。

こんなこと学校の女子に知られたら殺されるよね…

考えただけでゾッとする。

「お昼作ったけど食べれる?」

「お昼?あっ。俺寝ちゃってた。」

「寝てる間に作ったから大丈夫だよ。」

ふふって笑って言った。

「もう大丈夫か?」

「うん。頼といるとホッとする。」

「お、おう。」

ほんとに頼ありがとう。

頼といると笑えるから。